【伊藤が解説】日本特有のWEB3.0を阻害する文化:Astarの挑戦から学ぶ

イーサリアム新L2『Astar zkEVM』:Polygonとの共同開発へ

ステイクテクノロジーズは、日本発のパブリックブロックチェーンAstar Networkを通じて、Polygon Labsと共同でイーサリアムの新たなレイヤー2「Astar zkEVM Powered by Polygon」を開発することを明らかにしました。
この発表はシンガポールのWeb3カンファレンス「Token2049」で行われ、Astar2.0 Supernovaとして事前に知らされていました。

zkEVM技術は、イーサリアムのスマートコントラクト実行に関するスケーラビリティの課題を解決するためのもので、既存のdAppsの移植が容易になるとされます。
この共同開発の目的は、イーサリアムとポルカドットエコシステムの接続を強化し、Web3の普及を促進することです。
渡辺創太CEOは、エンターテインメントとゲームを中心に活動を展開する意向を表明し、Polygonとの連携を強化していく方針を示しました。

イーサリアムの新レイヤー2『Astar zkEVM』発表、Polygonと協業へ

COINPOST

日本特有のWEB3.0を阻害する文化:Astarの挑戦から学ぶ

伊藤健次
伊藤健次
このニュース、伊藤が解説します。

日本を代表するブロックチェーンであるAstarが新しい方向性を示してから、これまでAstarを支援してきたSNSのコミュニティは少し混乱をしています。
この騒動は日本特有のものです。
似たようなプロジェクトを今後評価する際の参考として、解説をします。

Astarに何が起きているかは以下SNSを参考にしてください。

https://x.com/Sota_Web3/status/1701898869301526656
https://x.com/nook_ethereum/status/1702326901610864895
https://x.com/shocolt/status/1701946521552658713

まず、日本の投資家は日本系(日本人CEOや日本登記など)のWEB3.0プロジェクトに偏る傾向にあります。これは良いことですね。
問題は、WEB3.0が私たちを世界と繋げるという認識が必要な点です。
WEB3.0の文化はしばしば日本の文化とは合致しないことが多いのです。

例えば、分散化は、現代の日本人にとっては煩わしい文化となっています。
自己責任と言われると、多くの日本人は、その責任が押し付けられていると感じ、「自由だ!やった!」とは言いません。
このような日本文化とのミスマッチが足枷になることがあります。

初めは日本のサポーターの数や資金の額のおかげで成功しやすいですが、
文化が徐々にWEB3.0になるにつれて、それに追いつけない日本人が去っていき、進捗が鈍化してきます。
WEB3.0の人口バランスを考えると、日本人の比率は約10%くらいです。
日本で高評価を獲得するよりも、目線は世界に向けた方が良いです。

日本人が多ければ多いほど、日本語で表現される否定的な意見が目立ち、うまくいっていない印象を与えることになります。
さらに、WEB3.0産業は失敗を続けています。
一度や二度の失敗は普通です。

日本は失敗に寛容でないと言われていますが、特に世界で失敗に寛容な国はありません。
しかし、市場が大きければ、失敗後も多くのサポーターがおり、失敗しても再建することができます。

日本市場で失敗すると、次に続かず、将来がないことが多く、一度失敗すると二度と回復することはできないという印象があります。
これまでAstarの保有者でなかった人々が、この機会にAstarの保有者になる可能性もあります。

賛否両論があるのは自然なことです。
良いか悪いかを自分で判断するための知識を積み重ねていきましょう!

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この記事を書いた人

伊藤健次

日本最大級の暗号通貨サイト【COIN OTAKU】編集長 1984年生まれ 静岡県出身 慶應義塾大学 大学院 経営管理研究科 ヘルスケアポリシー&マネジメント集中コース終了 株式会社ソクラテス 代表取締役 / 国内企業暗号資産事業顧問 / 暗号資産取引所アドバイザー / 暗号資産投資アナリスト / Fintechコンサルタント / 暗号資産非公式アーティスト /YouTuber テレビ東京WBS出演 テレビ東京モーニングサテライト出演 NHKおはよう日本出演 BS11 真相解説 仮想通貨NEWS!出演 その他各メディア取材、出演

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